◉【経営者の必須本】経理はマーケティング・集客と同じくらい大事
【経営者の必須本】
経理はマーケティング・集客と同じくらい大事!
30歳の頃、私は東京の会社に出向していました。周囲は優秀な人ばかり。彼らに勝てる何かが欲しい。みんなに聞くと、私の得意な経理に詳しい人がいませんでした。
それなら、経理の勉強をしよう。当時、日商簿記2級を持っていたのですが、1級を取ることを決意し、仕事終わりに水道橋の大原簿記学校へ通う日々。
そんな折、管理会計の面白さに目覚め始めた私が出会ったのが、この一冊『人事屋が書いた経理の本』です。
この本のユニークさは、タイトル通り 「経理の専門家ではない、人事担当者が書いた」という点にあります。
元々は新入社員研修のため、「経理を知らない若手にもわかるように」と、著者が自ら学び直し、噛み砕いて紡ぎ出したテキストが原型なのです。だからこそ、難解な専門用語の壁がなく、会計の本質がダイレクトに頭に入ってきます。
「物理学」のような感動を覚えた数式
当時、私が最も震えたのは「損益分岐点」の解説でした。
通常なら複雑な計算式を並べ立てるところを、この本は「F=mPQ」 という極めてシンプルな数式で表現していたのです。
経理の常識を覆す美しい法則に、物理学のような感動を覚えた記憶は今も鮮明です。
「利益の本質」を問う力が武器になる
この「F=mPQ」の考え方は、今の時代のマーケティングや集客戦略を考える上でも、強力な武器になります。
最近はAIが何でも答えを出してくれますが、「そもそも利益はどう生まれるのか」というビジネスの骨組みを直感的に理解する力は、こうした本質的な良書でこそ養われるのではないでしょうか。
1978年の発売から40年以上経ちますが、Amazonの会計入門カテゴリで今なお上位に君臨し続けるまさにレジェンド本。もし、新入社員が「数字が苦手」と嘆いていたら、迷わずこの一冊を渡してあげてください。きっと、数字を見る目が変わるはずです。
ちなみに、70点で合格の日商簿記1級ですが、涙の69点でした。
『人事屋が書いた経理の本』
MGから生まれた戦略会計マニュアル
(株)CDI 監修 / 協和醗酵工業(株) 著
ソーテック社


